学校公演向けの特別なプログラム!
落語を中心に、マジックや紙切、太神楽、漫才などの色物を組み合わせた、
バラエティ豊かな番組内容をご用意しております。
江戸時代にタイムスリップした気持ちで噺の世界をお楽しみください。
学校公演では、落語解説のほか、落語仕草体験、小噺体験など楽しみ方がいっぱい!
3名~
おすすめプラン①
じっくりと笑いを誘う江戸落語、賑やかな演出の上方落語のききくらべをメインに、色物を加えた寄席芸能鑑賞会のプランです。
★江戸落語(関東)とは?
江戸(いまの東京)を中心に演じられた落語。お座敷などで語られていた「江戸落語」は人情噺などをじっくり聞かせて笑いを誘うスタイルで、小道具は扇子と手ぬぐいのみ。いわゆる「江戸っ子」の気風を反映して、派手な演出を極力排した、「素噺」のあっさりとした味わいを大きな特徴としています。
★上方落語(関西)とは?
大阪・京都を中心とする畿内の上方で主に演じられた落語。
江戸落語の違いとして、「見台」、「小拍子」、「膝隠」といった小道具を使用し、音を鳴らしながらお話をすることがあります。もともとが野外で落語をしていたことから、客足を止めるために音を出したり、身振り手振りを大きくしたりと賑やかな演出が特徴です。
※ご予算・日程・場所により出演者は変更となりますが、諸条件にあわせておすすめの出演者・プランをご提案いたします。
おすすめプラン②
名作ぞろいの古典落語と、現代設定で初心者にもわかりやすい新作落語のききくらべをメインに、色物を加えた寄席芸能鑑賞会のプランです。
★古典落語とは?
江戸時代から明治時代に生まれた噺が「古典落語」。
それぞれの時代の落語家により語り継がれてきた話なので名作が多いです。物語の多くは江戸が舞台で、主に長屋や商家など江戸庶民の暮らしや文化、風俗について描かれています。時代の流れに左右されない普遍的な滑稽話、感動的な人情話などを楽しめます。
★新作落語とは?
大正時代以降に新しく作られた作品のことで、落語家自身が作ったネタを演じることが多いため、落語家の個性を味わえるのが魅力。舞台は主に現代ですが、未来や異次元の噺など舞台は自由自在。
現代的な設定や笑いを取り入れた新作は、鑑賞しやすく古典落語とはひと味違った楽しみを与えてくれます。
※ご予算・日程・場所により出演者は変更となりますが、諸条件にあわせておすすめの出演者・プランをご提案いたします。
おすすめプラン③
桂かい枝”による英語でお送りする落語の鑑賞会です。
「時そば」「寿限無」「動物園」など有名で内容がわかりやすい古典落語を英訳し、情感たっぷりに演じます。現在では、中学校と高校の英語教科書に桂かい枝が取り上げられたりと、生きた英語教材として大きな注目を集めています。公演で使用される英語は、ほとんどが中学1.2年生で習うレベルです。加えて身振り手振りで、様々な動きや心情を表現するので無理なく理解できます。「英語で笑える!」経験を体感してください。落語も英語も楽しめるユニークな公演です。
※ご予算・日程・場所により出演者は変更となりますが、諸条件にあわせておすすめの出演者・プランをご提案いたします。
おすすめプラン④
落語は、笑いを主体とした滑稽噺(ばなし)が多く、ほかに親子や夫婦の情愛を描いた人情噺があるが、怪談をもとにした怪談噺もまた魅力のひとつです。怪談噺とは、落語の演目のなかで幽霊や化け物、死神などといった怪異を扱う噺の総称を言います。
公演では、照明を使用したり、「ハメモノ(音曲)」を入れる方法を用いて、より世界観に入り込んでいただける演出とあわせて鑑賞して頂くこともできます。
有名な噺に、グリム童話から翻案したといわれる『死神』のほか、『お菊の皿』や『牡丹灯籠』などがあります。
ただの怖い話と片付けるだけでは勿体無いほどの愛憎劇、人間模様が描かれている怪談噺。
江戸時代から150年語り継がれ、多くの人を震え上がらせた落語をぜひ味わってみてはいかがでしょう。
※ご予算・日程・場所により出演者は変更となりますが、諸条件にあわせておすすめの出演者・プランをご提案いたします。
おすすめプラン⑤
紙工落語とは、落語家の後方にOHPで切絵を投影し、落語をお話するというものです。切り絵の背景は、その落語にそったもので、初めて落語に触れる生徒さんにもわかりやすく親しみやすい落語の会です。
耳で噺を聞き、目で切り絵が作る景色を見る。「落語は難しい?」という心配を払拭してくれるわかりやすさで、臨場感たっぷりにお贈りします。
おすすめプラン⑥
落語・講談・浪曲・漫才と、日本の話芸が勢ぞろいした贅沢な企画です。
しかも、メイン出演者全員が錚々たる賞を受賞している凄腕ばかり!(以下の出演者に加えて前座の
落語家が1名出演します。) 巧みな技術と、圧倒的なセンスで会場中を魅了すること間違いなし!です。
楽しみながら様々な日本の話芸に触れてみてください!
※ご予算・日程・場所により出演者は変更となりますが、諸条件にあわせておすすめの出演者・プランをご提案いたします。
おすすめプラン⑦
前座さんの短い落語と、テレビ番組などでもお馴染みの人気落語家1名による渾身の落語1席のみでお送りするプログラムです。
シンプルなプログラム、コンパクトな公演時間ですが、そぎ落とされた一点集中の公演が作り出す、価値ある時間にご期待ください。
※基本、1回公演となりますが、2回公演をご希望の場合はご相談ください。
※落語解説や体験コーナーはありません。
おすすめプラン⑧
テレビなどでお馴染みの“大喜利”をメインに、落語家さんや落語(古典芸能)に親しみや興味を持って頂けるきっかけを作れたらという思いからできた企画です。
そもそも「大喜利」とは、寄席の余興として考案された、寄席の最後に行われる演芸形式のことですが、近年では、「出されたお題に対して演者がひねりの効いた回答をする」という言葉遊びがメインとなっています。
生で見る大喜利合戦・生徒さんによる大喜利チャレンジ・落語家へのざっくばらんな質問コーナーなど、公演全体を通していろいろと体感・体験して頂けるプログラムで、古典芸能への関心の入口となれるような企画となっています。是非、ご期待ください!
笑いの原点、ここにあり
約三百年の歴史を誇る、和泉流狂言の名家、野村万蔵家一門。現在は九代目万蔵を中心として、
野村萬(人間国宝)など、一門約30名が全国各地で活躍しています。
学校公演やファミリー向け公演なども豊富に行っており、
分かりやすいレクチャーや体験コーナーを設けるなど、誰もが楽しめる内容で大変好評です。
役者の息遣い、耳に残るセリフなど、狂言師たちの精魂込めた舞台を体感してください。
和泉流狂言の名家 野村万蔵家は、約三百年の歴史と伝統を誇り、江戸時代には北陸加賀前田藩のお抱えでありました。
明治維新をむかえると五世万造は金沢から東京に居を移し、現在は九代目当主九世万蔵を中心として、野村萬(人間国宝・芸術院会員)、野村万禄(萬狂言九州支部代表)、小笠原匡(萬狂言関西支部代表)など、一門約30名が全国各地で活躍しています。
西暦2000年、八代目当主 八世万蔵(当時五世万之丞)の時、その一門の組織を萬狂言(よろずきょうげん)と命名。過去より脈々と受け継いできた“技と心”を、未来へ継承するために、国内での公演に限らず海外公演や、青少年向けの学校公演、体験事業、一般の方々向け稽古場開設なども積極的におこなっています。いずれも洗練された上質の舞台は比類なく、その伝統と格式を重んじる心は揺るぎありません。
第十三代目 茂山千五郎家
第十三代目・千五郎を中心とした大蔵流狂言会。400年に渡り、京都に息づいてきた狂言の普及・継承に努めています。
その昔は狂言が一部の特別な階層の人々だけのものであった時代、結婚式やお祝いの会など色々なところに出向いては狂言を演じ続け、仲間からはどこへでも出ていく、「お豆腐のような奴だ」と言われました。(※京都ではおかずに困ったらお豆腐にでもしとこか、といいます)そんな悪口に対し、「お豆腐で結構、それ自体高価でも上等でもないが、味付けによって高級な味にもなれば、庶民の味にもなる。より美味しいお豆腐になる努力をすればよい」と悪口を逆手にとり、「余興に困ったら茂山の狂言にでもしとこか」と気軽に呼ばれる存在を喜びとして、〝お豆腐主義”を唱え、誰にでも親しまれる飽きのこない味わいを持つ狂言団体として活躍中です。
茂山千五郎家は江戸初期から、京都在住の狂言師の家として歴史に残っております。
初代から四代目までは、馬術指南を勤めていたといわれています。五代目から狂言師として記録が残っており、六代目から禁裏御用(御所に出入りを許されている。今でいう「宮内庁御用達」のような家)の能楽師として、京都・奈良を中心に狂言を上演した記録が各地に残っています。九代目の茂山千吾正乕が、時の大老・井伊直弼に見いだされ、彦根藩に抱えられます。その時、名を尋ねられ「千吾」と答えたのに大老が「千五郎」と聞き違いをなされ、その時より当主名が「千五郎」となりました。
現在も十三代目の当主・千五郎を中心として、400年にわたり京都に息づいてきた狂言の普及・継承に勤めています。
歌舞伎入門公演
歌舞伎はまったくの初心者にとっては敷居が高く感じられることもしばしば。
豪快なメイク(隈取)や片足でぴょんぴょん跳ねる(六方)イメージが強いですが、これは「時代物」という古典作品に属します。
古典が題材となったものは古語が多く、初心者には理解が難しいものです。
しかしながら、歌舞伎には江戸時代の現代劇である「世話物」や、能や狂言に影響を受けた「松羽目物」というジャンルがあり、これらは非常に分かり易く、特に世話物はテレビの時代劇を見る感覚で楽しめます。
本企画の歌舞伎公演はまずは歌舞伎に興味を持ってもらおう、好きになってもらおうという趣旨のもと、この「松羽目物」や「世話物」に焦点を当てて、誰もが分かる、そして大いに笑える内容で構成されています。
歌舞伎ワークショップ ~義太夫と舞踊披露 名場面「五條橋」~
【第一部】
【第二部】
【世話物】
・応挙の幽霊
骨董屋の甚三(じんざ)が、骨董市で「円山応挙」
の幽霊画を見つけ、偽物と知りながら格安で買い付け、呉服屋の若旦那に高値で売り付けてしまいます。一人揚々と晩酌していると、なんと絵の中の美人幽霊が抜け出してきて‥。
3人が軽妙なテンポで展開していく掛け合いは、抱腹絶倒のおかしさです。
【松羽目物】
・太刀盗人
田舎者の万兵衛が持っている立派な太刀に目を付けた、すっぱ(盗人)の九郎兵衛がその太刀を奪おうと争っているところに、目代が駆け付け二人の言い分を聞くのですが、どちらが盗人なのか皆目わかりません。さぁ、結末はいかに‥‥。
・棒しばり
主人がお酒の好きな家来たちに留守中お酒を飲ませまいと家来の手を縛ってしまうというお話。ところがそれでも二人の家来は何とかお酒を飲もうとする、狂言でもよく演じられる面白い一幕です。
・釣女
あるところの独身の大名がお告げの通り井戸に竿を垂らすと、絶世の美女が釣れて大喜びですが、家来の太郎冠者が同じようにすると醜女が釣れてしまうという、狂言を題材としたコメディ作品です。
【歌舞伎舞踊】
・五條橋
牛若丸と弁慶が初めて出会う有名な「五條橋」でのやり取りを舞踊化した作品。義太夫節の演奏をバックに、紋付きの拵えで俳優が太刀を手に踊ります。
・助六
助六が恋人のいる浅草へ訪ねていく様を舞踊化した演目。
派手な荒事と呼ばれる部分と艶っぽい和事の部分がうまく表現された演目です。
古典芸能入門の決定版!
狂言は室町時代から、落語は江戸時代からはじまった、日本に“笑い”を創りだしてきた伝統文化。
狂言団体は名家「野村万蔵家~萬狂言」か、京都に本拠を置く「お豆腐狂言~茂山狂言」より、さらに一流の落語家や芸達者な色物演者を組み合わせた、驚きと贅沢な2部構成プログラム。それぞれのクオリティの高い“笑いの芸能”を一度に鑑賞できるお勧めの企画です。
第1部 ≪狂言のステージ≫ 約50分 出演者4名
狂言レクチャー ~狂言「盆山」~
狂言を見る時のポイント、狂言の特徴などを簡単にご紹介します。
狂言体験コーナー
「狂言の発声」「立振る舞い」など代表の生徒さんに体験頂きます。
客席でご覧になっている生徒さんもみな楽しめる進行内容です。
狂言1本鑑賞
「附子」「棒縛」「柿山伏」など、狂言の名作から1本鑑賞頂きます。
第2部 ≪落語のステージ≫ 約50分 出演者2名
落語解説~落語1本鑑賞(紙切や太神楽、マジックなど色物も選べます)
小道具の使い方や、落語独特の表現方法など、実演を交えながらご紹介。
導入小噺では、客席が大いに沸き、落語の世界へ自然と入っていけます。
落語体験コーナー
高座で「小噺」や「そばすすり」または、色物の体験もできます。
特に小噺では生徒さんの個性が発揮され楽しいです。
落語1本鑑賞
真打による落語を1本鑑賞頂きます。生徒さんの様子をみながら、
雰囲気に適した「噺」を落語家がその場で決めます。
萬狂言4 落語家2 (色物の増員または落語家1名を色物演者に変更も可能)
和楽器演奏と現代落語狂言
和楽器演奏、独楽の芸、獅子舞、落語、狂言など日本の古典芸能を丸ごと楽しめる、非常にバラエティ豊かな内容です。
第1部は親しみやすい曲の和楽器演奏を中心に、独楽、獅子舞など、さまざまな日本の伝統芸も披露。
第2部は「落語」と「創作落語狂言“草餅”(上演20分)の2本立て。落語では生徒さんの体験も盛り込んでいます。
ステージは変化に富み、スピード感を持って展開されます。感動し、驚き、笑える、充実の2時間をお楽しみください。
★ 古典の技法も取り入れながら展開。現代人に古典の良さが伝わりやすい作品です。
★ セリフは現代人にも良く分かる言葉が主。物語が理解しやすく、皆で大笑いできます。
★ 狂言では、生の音楽(和楽器)が効果的に使われ、臨場感も抜群
[第1部]~演奏や伝統芸能披露~
[第2部]~落語と創作落語狂言~
「狂言」と「落語」が融合した、斬新なスタイルの古典芸能。
狂言の動きや言葉遣いを取り入れつつ、現代人にも分かり易い表現でストーリーを展開していきます。
登場人物は、落語家演じる「たぬき」と「山神の使い」の2人だけ。
たぬきが山神の使いに「草餅」ならぬ「臭餅」を食べさせてしまうというおはなしです。
2人の絶妙な掛け合いと共に、和楽器の「効果音」や「おどり」も加わり、見て・聴いて・皆で大笑いできる舞台です。
5名
加藤木朗(舞・太鼓) 小野越郎(津軽三味線) 木村俊介(篠笛・津軽三味線)
帯名久仁子(箏) 柳家小平太(落語家)
※日本でもトップクラスの和楽器演奏者によって構成されています。圧倒的な演奏は説得力があり、心と耳を奪われます。