1年生からOK!落語の面白さ大発見!
始まる前は「ちょっと難しそう」と言っていた子どもたちが、「こんなに面白いんだぁ!」といった喜びの感想を沢山聞かせてくれます。落語は、聞く人が情景を豊かに想像し、自由に楽しむ、誰もがわかる芸能です。小噺で言葉のオチの面白さや、目線を変えて話すことで何役も演じ分けることなどの、落語の簡単なルールもご紹介。
また扇子や手ぬぐいを使っての「しぐさ体験」、落語の他にも紙切りや太神楽といった魅力ある寄席芸能(色物と言います)もプログラムに加えて、バラエティに富んだ“笑い”の古典芸能を鑑賞頂きます!
笑う門には福来る!とっておきのおもしろさ
約300年の歴史と伝統を誇る名家、野村万蔵家の「萬狂言」による、こどものための狂言会。
上演演目は定番の分かり易いものをチョイス。ちょっと分からない言葉があっても大丈夫、イメージを膨らませて楽しむことができます。
また、鑑賞する前は狂言の見方、ポイントとなる言葉、あらすじも丁寧かつ面白い話でご紹介。ちゃんと理解できるようにレクチャーします。
狂言独特の発声や所作の体験コーナーもあり、楽しみながら狂言に触れることができる公演です。
3名~ ※演目によって人数が変わります
和泉流狂言の名家 野村万蔵家は、約三百年の歴史と伝統を誇り、江戸時代には北陸加賀前田藩のお抱えでありました。
明治維新をむかえると五世万造は金沢から東京に居を移し、現在は九代目当主九世万蔵を中心として、野村萬(人間国宝・芸術院会員)、野村万禄(萬狂言九州支部代表)、小笠原匡(萬狂言関西支部代表)など、一門約30名が全国各地で活躍しています。
西暦2000年、八代目当主 八世万蔵(当時五世万之丞)の時、その一門の組織を萬狂言(よろずきょうげん)と命名。過去より脈々と受け継いできた“技と心”を、未来へ継承するために、国内での公演に限らず海外公演や、青少年向けの学校公演、体験事業、一般の方々向け稽古場開設なども積極的におこなっています。いずれも洗練された上質の舞台は比類なく、その伝統と格式を重んじる心は揺るぎありません。
茂山千五郎家は江戸初期から、京都在住の狂言師の家として歴史に残っております。
初代から四代目までは、馬術指南を勤めていたといわれています。五代目から狂言師として記録が残っており、六代目から禁裏御用(御所に出入りを許されている。今でいう「宮内庁御用達」のような家)の能楽師として、京都・奈良を中心に狂言を上演した記録が各地に残っています。九代目の茂山千吾正乕が、時の大老・井伊直弼に見いだされ、彦根藩に抱えられます。その時、名を尋ねられ「千吾」と答えたのに大老が「千五郎」と聞き違いをなされ、その時より当主名が「千五郎」となりました。
現在も十三代目の当主・千五郎を中心として、400年にわたり京都に息づいてきた狂言の普及・継承に勤めています。